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【知らざあ言って聞かせやしょう】
・河竹黙阿弥(文)飯野和好(構成・絵)齋藤孝(編)
・ちびっこ年齢のめやす:
・出版社:徳間書店;第1刷発行2004年
NHKの『にほんごであそぼ』でおなじみになった台詞、「しらざあいってきかせやしょう」。
ちいさな子供たちが難しい詩をかわいい声で暗誦する姿が、かわいくてかわいくて、大スキな番組です。
息子がひらがなに興味を持ち始めたとき、遊びながら覚えられればいいなと思って「かるた」を買ったんですが、美しい言葉がいいなと思って選んだのは【にほんごであそぼ いろはカルタ】です。
かるたの「し」は「しらざあいってきかせやしょう」だったので、息子にもなじみのある言葉です。
もともと歌舞伎の『弁天娘女男白浪(白浪五人衆)』の演目の中のひとつらしいですね。
歌舞伎は全くわからないのですが、こうやって台詞を声に出して読んでみると、すごく気持ちがいいです。
ついついリズムに乗ってきちゃって、だんだん大きな声になってしまいましたよ。
最後の
「名さえ由縁(ゆかり)の弁天小僧菊之助たァ…」
「おれがことだ。」
というところ。
とても気持ちよく読みました。(息子そっちのけ)
…泥棒の話なんですけどね。
絵も、【ねぎぼうずのあさたろう】でおなじみの飯野サンの迫力のある絵で、とても惹きつけられます。
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