マドレーヌといぬ
ルードヴィヒ・ベーメルマンス(作)
瀬田貞二(訳)
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・ちびっこ年齢のめやす:4才から
・出版社:福音館書店;第1刷発行1973年5月
・おススメ度:★★★★★
人気キャラシリ−ズにもペットのおはなしはありますよね!マドレーヌシリーズ2作目の、犬ジュヌビエーブが出てくるお話し。散歩の途中で川におっこっちゃったマドレ−ヌちゃんを助けてくれた犬ジュヌビエーブを連れて帰ったマドレーヌちゃんたち。にぎやかな女の子たちと犬とのふれあいの様子がかわいらしいです。巻末には、マドレーヌシリーズ恒例のこの絵本に描かれたパリの様子の説明あり。うーん、パリにも観光に行ってみたいなぁー。作者のルドウィッヒさんは、この絵本でコールデコット賞を受賞したそう。
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どろんこハリー
ジーン・ジオン(文)
マーガレット・ブロイ・グレアム(絵)
わたなべしげお(訳)
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・ちびっこ年齢のめやす:4才から
・出版社:福音館書店;第1刷発行1964年3月
・おススメ度:★★★★★
シックな色合いだけど、ちょっぴりアニメちっくな絵がちょうどいい感じでほんのりレトロな「どろんこハリー」…。いたずらで元気なハリーは、人気のイヌキャラのようですね!ワタシは犬を飼ったコトがなく、いっしょに暮らしているのはネコなので、犬の習性がよくわからないんだけど、たぶん、犬ってこんな感じなんだろうなぁーと思いました。犬がスキな人、いっしょに暮らしてる人は、もっとお気に入りになるんじゃないかと思える本です。おフロ嫌いのハリーは、オフロにお湯を入れる音が聞こえてくるとブラシをくわえて逃げ出して…、「どろんこハリー」になって帰ってきた末には…、というお話し。表情豊かなハリー、かわいいです!
↑どろんこハリーの洋書版【Harry the Dirty Dog】もおススメです。
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こねこのぴっち
ハンス・フィッシャー(著)
石井桃子(訳)
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・ちびっこ年齢のめやす:4〜5才から
・出版社:岩波書店;第1刷発行1987年11月
・おススメ度:★★★★★
こねこのぴっちの好奇心旺盛なところ、行動力…なんだかチビッコの行動に似ています。雄鶏の真似したり、やぎの真似したり、アヒルについて行ったり、うさぎと遊んだり…。でも、けっきょくは、暖かくてやさしい家族の元に帰り、そこが一番いいとわかります。ウチの子も、ウチがやっぱり一番よくて、自分は自分なんだと思ってくれるのかなぁ−。絵は、ペンでさらさら書いたような絵なんですけど、色が絶妙にいいし、たくさん書き込まれたえのひとつひとつに意味があるのがスゴイと思います。ねこのしぐさが、これまた「そうそう!」という動きで…ねこズキにはたまりません。 ほかのたくさんの動物たちも、生き生きとしています。りぜっとおばあちゃんもおばあちゃんのおウチもおしゃれ!ブリキ(と思われる)みどりのジョウロがあったり、頭に赤いラインのリネン(かな?)かぶってたり…ちょっと昔にふだん使いされていたものを、ワタシたちはコレクタブルとして買ってたりするんだものね。じっくり絵を見てると、ホントにかわいいくて、何度見ても飽きません。
↑洋書版【Pitschi】もおススメです。
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たんじょうび
ハンス・フィッシャー(著)
おおつかゆうぞう(訳)
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・ちびっこ年齢のめやす:4〜5才から
・出版社:福音館書店;第1刷発行1965年10月
・おススメ度:★★★★★
『天然生活』で松長絵菜サンが「おともだちの誕生日にプレゼントする定番の絵本」として紹介されていました。この絵本、「こねこのぴっち」が生まれる前のお話。ぴっちのお父さんとお母さん、それからイヌのベロと、ほかの動物たちが、りぜったおばあちゃんの誕生日のお祝いを、おばあちゃんに内緒で準備する様子が、とってもかわいらしく描かれています。誕生日のケーキ、素朴だけどおいしそう!!!(実はこげてるけどね…)りぜったおばあちゃんじゃないけど、誕生日にこんなお祝いをされたら、感動して泣いちゃいますね。
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